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手関節・手指の痛み
腱鞘炎
腱鞘炎にもいくつか種類があり、代表的な物が指を曲げる腱に起こる炎症のばね指と、中でも親指を動かす腱に起こる炎症をドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)と言います。
ばね指は指先から3番目の関節に起こる事が多く、女性に多く見られます。痛みのために指の曲げ伸ばしが制限され、曲げた状態から引っかかって伸びなくなる事もあります。同じくドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)も女性に多く、手指の親指側で起こる事が特徴です。
共に治療法としては、安静にする事、消炎鎮痛剤(内服薬、外用薬)の使用や局所注射を行い、これらで作用が無ければ手術をする事があります。
手関節の骨折
転んで手を突いた時に起こることが多く、橈骨(手首の親指側の骨)や尺骨(手首の小指側の骨)の両方が折れることもあります。ズレが強ければ、徒手整復(外から押さえたりひねったりしてできるだけ元の位置に戻す)を行います。その後、ギプス固定を行いますが、すぐにズレる場合や十分に整復できない場合は手術を行います。ズレたまま治ってしまうと手首の動きが制限され、日常生活に支障を来すことがあるため、しっかりした治療が必要です。
手指の骨折・靱帯損傷
指を突いたり打撲したりして生じますが、腫れや痛みが強い時は、単なる突き指や打撲ではなく、骨折や靱帯損傷の可能性が高いので早期の病院受診をご検討ください。治療としては、ズレが強ければ徒手整復し固定、すぐズレたり整復ができない場合は手術を行うことがあります。靱帯損傷も程度が強ければ手術が必要になることがあります。